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更新日:2012年09月03日

稀少植物の保全活動を実施しました。

 県企業局が壬生町内で造成工事を実施している「産業未来基地 とちぎ中央(みぶ羽生田産業団地)」の中には、環境省レッドリストや栃木県版レッドリストに掲載されている稀少な動植物が確認されています。
 このため、造成工事の進捗に併せて、保全すべき動植物の生息状況を調査するとともに、繁殖期の鳥類に配慮した工期設定、ビオトープ等への移植など、平成22年に策定した保全計画書に基づき様々な保全対策を実施しています。
 今回、その一環として、5月12日(土)、壬生町立羽生田小学校や壬生北小学校の児童の皆さんをはじめ、関係者のご協力をいただきながら稀少植物の保全活動を実施しました。
 当日は好天に恵まれ、作新大学女子短期大学部の青木先生、宇都宮大学農学部の香川先生のご指導のもと、羽生田小学校20名、壬生北小学校8名の児童が2班に分かれ、ビオトープにも配慮して整備された第2調整池内に、カワラニナガ、ミシマサイコ、カワラケツメイを移植・播種しました。

~活動風景~
<カワラニナガの移植>
 

<ミシマサイコの移植>
 

<ミシマサイコの播種>
  

<カワラメツメイの播種>
  

 移植・播種活動後、児童の皆さんは、青木先生、香川先生から今回移植した植物や、その植物を食草としている稀少な蝶、ツマグロキチョウの生態などについて学習しました。
   
 企業局では、みぶ羽生田産業団地を、周辺の環境に配慮し、雇用の拡大や地域振興につながる産業団地となるよう、今後とも、地元の皆さまのご理解とご協力をいただきながら鋭意整備を進めてまいります。